東北文庫   ホーム   購入ガイド   このサイトについて   お届け状況   お問い合わせ   サイトマップ
www.tohoku-bunko.jp ホーム ≫書籍一覧 ≫ふるさとの人と知恵・青森 かごの中身をみる  
書籍一覧
書名、著者名ほか、キーワードでお探しの本を検索
 

ふるさとの人と知恵・青森

江戸時代人づくり風土記 2
牧野 昇・会田雄次・大石慎三郎 監修

ふるさとの人と知恵・青森
ふるさとの人と知恵・岩手
ふるさとの人と知恵・宮城
ふるさとの人と知恵・秋田
ふるさとの人と知恵・山形
ふるさとの人と知恵・福島
ふるさとの人と知恵・新潟
本州最北端のこの地は、厳しいが豊かな自然に恵まれている。堅実な気風の底に、ねぶたや津軽三味線に象徴される情熱を秘めた人々は、特色ある地場産業と生活文化を生み育ててきた。北国に生き抜いた知恵を掘り起こす。
●4,629円(税込)
●B5判、404頁
●92年6月
●農文協
在庫あり:1〜3営業日でお届けします
買い物かごへ入れる かごの中身をみる
目次

■前章 近世の青森−その地域振興の足どり

1、南部・津軽、両家支配の確立まで
2、全国の物流網と結んだ北の海国
3、沃野と美林を育てた人びと
4、民芸品・祭り・芸能にみる北の魂
5、風土に根ざした学問・思想の開花
6、苦難を越えて新時代をめざす

■第一章 自治と助け合いの中で

1、弘前城を建設と青森港の開発−弘前藩の基礎づくり(弘前・青森)
2、村落行政のしくみ−遣・組制度と通制度(弘前・八戸)
3、岩木川流域の新田開発−津軽平野を肥沃な田園に(県西部)
4、七里長浜の防風植林−野呂家代々と村人の努力(西津軽)
5、八戸藩の舫制度−藩の経営による共済組合(八戸)
6、藩境塚と境界紛争−津軽藩と南部藩の争い(東津軽・北上)
7、天明飢饉と荒田復興−頼れるのは農民の力(県全域)
8、えぞ地および本土沿岸警備−津軽・南部両藩が負った使命(県全域)
9、民次郎一揆−首謀者として処刑された青年(弘前)
10、稗三合一揆−きびしい改革にたまりかねた農民(八戸)

■第二章 生業の振興と継承の中で

1、津軽・南部のヒバ−良材としての移出特産品(県北部)
2、津軽塗−変塗技法をとり入れた日用漆器(弘前)
3、尾太鉱山−藩財政を支える重要資源(中津軽)
4、八戸の漁業−発展の礎となった鰯地引き網漁(八戸)
5、下北の寒立馬−南部藩の馬産業(下北)
6、〔絵と文〕畑マタギの生活−狩猟を生業として(下北)
7、悪戸焼−日用雑器に本領を発揮(弘前)
8、馬淵川の水運−八戸藩の物産を運んだ大動脈(八戸)

■第三章 地域社会の教育システムの中で

1、津軽藩校稽古館−上級家臣の子弟を教育(弘前)
2、安定寺の寺子屋教育−人間育成への卓見と情熱(青森)
3、八戸藩文武講習所−藩政刷新のにない手を育成(八戸)
4、下北地方の教育事情−本州最北端の寺子屋(むつ・下北)
5、黒石藩の経学教授所−小藩の藩校教育(黒石)
6、黒石の民間教育と黒森学校−ニ十一を数えた寺子屋(黒石)
7、三戸郷学校の為憲場−地方教育の拠点として(三戸)
8、工藤他山と思斎堂−学問を求める心を教える(弘前)

■第四章 子育てと家庭経営の知恵

1、えんぶり−実りの秋を願う祭り(八戸)
2、恐山信仰−イタコによる死者の霊との再会(むつ)
3、オシラ様信仰−農事・家内和合の神として(県全域)
4、〔絵と文〕泉山の初参り−子の成長を祝う登拝習俗(三戸)
5、神楽と能舞−下北半島の民族芸能(むつ)
6、岩木山信仰−「お山参詣」とよばれる登拝行事(中津軽)
7、津軽のねぶた祭り−七夕の「眠り流し」行事(弘前・青森)
8、〔絵と文〕津軽の地蔵信仰−民衆の願いをこめる(県北西部)
9、津軽こぎん−労働着にほどこした民衆の知恵(県西部)

■第五章 地域起こしに尽した先駆者

1、真法恵賢−八戸和算の開祖(八戸)
2、野本道玄−津軽に養蚕の基礎を築いた文化人(弘前)
3、飛騨屋久兵衛−木材業振興の原動力となる(下北)
4、安田次郎兵衛−足水堰の開削に尽くした豪商(北津軽)
5、安藤昌益−封建の世に民主主義を説いた思想家(八戸)
6、乳井貢−藩政改革を推進した信念の思想家(弘前)
7、中村喜時−『耕作噺』を著し、寒冷地農業に尽くす(南津軽)
8、中川五郎治−ロシアから種痘を伝える(下北)
9、〔絵と文〕新渡戸伝−三本木原・十和田市の開祖(十和田)
10、平尾魯仙−画業と著作活動にはげんだ文人(弘前)
11、蛇口伴蔵−乾いた台地を水で潤す(八戸)

■資料編 青森

1、江戸時代50科(2)民俗信仰のさまざま−風土と生業が育んだもの
2、青森の江戸時代年表
3、江戸時代青森の物産地図
4、江戸時代青森の主な文献資料