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ふるさとの人と知恵・宮城 江戸時代人づくり風土記 4
会田雄次、大石慎三郎、渡辺信夫 監修 |
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広大な平野を大江戸の台所を賄う仙台米の宝庫に変えた知恵と執念。東回り航路に乗り出し、山深い東北横断道を往来した行動力。みちのくの大地の香りと伊達者の名に見る都市的洗練が溶け合った地域文化の魅力の全て。 |
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●4,629円(税込) ●B5判、414頁 ●94年5月 ●農文協 |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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■前章 近世の宮城
その地域振興の足どり(大石慎三郎・渡辺信夫・吉田 豊)
近世の出発点、仙台築城/大江戸の米蔵となった穀倉地帯の誕生/伊達四十八館、小領主分立の功罪/布教歓迎と禁教、政宗の政策転換が招いたもの/幅広く分厚い学問芸術の蓄積/蓄えられた知恵を今、生かすことだ
■第一章 自治と助け合いの中で
1、奥州王伊達政宗の仙台城と城下町づくり(渡辺信夫)
2、川村孫兵衛と石巻開港(石垣 宏)
3、仙台城下への舟の道−藩政期に掘られた貞山運河(佐藤昭典)
4、豊かな実りを今に伝える品井沼干拓と「潜穴用水」(高倉祐一)
5、伊豆野堰と新田開発−広大な御鷹場を美田に(千葉景一)
6、赤子養育制度と生命観の変化(菊池慶子)
7、阿武隈川の河岸問屋の活躍(櫻井伸孝)
8、大名と庶民の往還−東北横断ルート(高倉 淳)
9、宿駅振興と『国恩記』の世界(渡辺信夫)
10、「水の都」だった城下町仙台−四ッ谷用水の果たした役割(佐藤昭典)
■第二章 生業の振興と継承の中で
1、大江戸の米蔵を賄う仙台米の流通を担った人びと(齋藤鋭雄)
2、鉄と鉛の精錬の足どり(岡田廣吉)
3、石巻鋳銭湯の繁栄(石垣 宏)
4、名馬仙台駒を育てる(村井秀夫)
5、白石の和紙と温麺(中橋彰吾)
6、古代から続く製塩業(高倉 淳)
7、三陸近海の大物漁業(佐々木常人)
8、山形産と双璧の仙台紅花(難波信雄)
9、こけしづくりのルーツ横川(高倉 淳)
10、三陸の海で活躍した人びと(川島秀一)
■第三章 地域社会の教育システムの中で
1、藩校養賢堂と大槻家の人びと(鵜飼幸子)
2、広く藩内各地で教育への情熱あつく(菅原雪枝)
3、多彩な寺子屋の隆盛(大村 榮)
4、『農家手習状』など地元出版教科書にみる庶民教育(吉岡一男)
5、仙台藩医学校とその多彩な人材(高柳義男)
6、高野家日記にみる在地領主の日常生活と人づくり(高倉 淳)
■第四章 子育てと家庭経営の知恵
1、紙商人・頓宮忠左衛門と『家内用心集』(吉田 豊)
2、禁教とかくれ切支丹(土生慶子)
3、隠し念仏の信心生活(門屋光昭)
4、七夕行事のすがたとその心(岩崎真幸)
5、仙台の祭礼をもりたてる人びと(吉岡一男)
6、今に伝わる陸前の法印神楽(小野寺正人)
7、神の島、金華山詣での人びと(小野寺正人)
8、女性たちの心の絆、小牛田の山神講(後藤一蔵)
9、飢饉を乗り切る救荒食と食料備蓄(菊池勇夫)
■第五章 地域起こしに尽した先駆者
1、谷風梶之助二世−不世出の名横綱(吉岡一男)
2、近世後期の女流作家 只野真葛(原田夏子)
3、高僧・雲居希贋禅師(星 智雄)
4、松島の文化振興に尽くした俳人大淀三千風(石崎素秋)
5、林子平とその思想(守屋嘉美)
6、仙台藩士の海外体験、国際化社会の先駆者−玉蟲左太夫(難波信雄)
7、甘藷翁・川村幸八(大竹誠一)
8、地方俳諧の交流に尽くした松窓乙ニ(新田孝子)
9、『環海異聞』にみる庶民の海外体験−漂流民津太夫(石垣 宏)
10、新井奥邃−幕末仙台藩が生んだ思想家(藤 一也)
11、義民・山伏正覚坊と菊地多兵衛(鯨井千佐登)
12、慶長遣欧使節、支倉常長(渡辺信夫)
■資料編 宮城
1、江戸時代50科(4)お家騒動うそまこと(尾崎秀樹)
2、宮城の江戸時代年表(高倉 淳・吉岡一男・難波信雄・大竹誠一)
3、江戸時代宮城の物産一覧(竹内英典)
4、江戸時代宮城の主な文献資料(竹内英典)
5、索引
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