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ふるさとの人と知恵・秋田 江戸時代人づくり風土記 5
牧野 昇・会田雄次・大石慎三郎 監修 |
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美しい山林・多くの鉱物資源・穀倉地帯に恵まれた秋田。米代川の水運と、資源の開 発と維持に尽くした人びと。古来、日本海航路で上方文化と直結していたこの地は、 雪深い風土の中に豊かな文化を培ってきた。今に生きる自然と伝統を聞き書き編んだ 秋田圏の人づくり読本。 |
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●4,629円(税込) ●B5判、404頁 ●89年7月 ●農文協 |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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■前章 近世の秋田−その地域振興の足どり
1、近世秋田の出発
2、米の国、羽後の明暗
3、鉱産・林業の維持、発展への営み
4、一次産品依存脱却への苦闘
5、上方文化・江戸文化の受容と展開
6、資源大県の特性活用を目ざして
■第一章 自治と助け合いの中で
1、佐竹義宣と梅津政景−秋田藩の基礎をきずく(秋田)
2、米代川の水運−秋田北部の物資流通の大動脈(県北部)
3、坊沢の五義民−災害と重税に泣く農民の代弁者(北秋田)
4、ハタハタ漁と漁民一揆−操業の自由化を勝ちとる(男鹿)
5、栗田定之丞如茂−海岸砂防林の育成に尽くす(秋田)
6、感恩講と那波祐生−貧民救済に尽くす(秋田)
7、名勝"象潟"と新田開発−景勝地の変貌(由利)
8、天保の北浦一揆−政治の改革を求めた農民たち(仙北)
9、高橋痘庵と大友玄圭・玄宰−伝染病の絶滅に尽くす(仙北・大曲)
■第二章 生業の振興と継承の中で
1、マタギの里・大阿仁−狩猟を生業とする人びと(北秋田)
2、秋田杉−"宝の山"を育てる(県北部)
3、阿仁銅山−豊かな鉱脈の開発(北秋田)
4、川連漆器−伝統に生きる工芸(雄勝)
5、鹿角紫根染と茜染−古代染法を守る(鹿角)
6、白岩焼−藩の後ろだてによって興隆した白岩瀬戸山(仙北)
7、長崎七左衛門−稲作技術の改善に尽くす(北秋田)
8、三百年の伝統・樺細工−桜の皮の美しさを生かす(仙北)
9、養蚕と秋田八丈−江戸時代「村起こし」(秋田・河辺・雄勝)
■第三章 地域社会の教育システムの中で
1、鳥海山と山伏修行−修験道場としての霊山(由利)
2、秋田の若者組−生活修練と教育の場(県全域)
3、赤津寺子屋−日本七大寺小屋の一つ(秋田)
4、修身館・長善館・日新堂−由利諸藩の藩校教育(本荘・由利)
5、秋田藩校の設立−文武忠孝の人材を育成する(秋田)
6、菅原源八−農民教育の実践者(南秋田)
7、風土に根ざした教育と学問−江戸での修行を生かして(鹿角)
■第四章 子育てと家庭経営の知恵
1、小正月行事ナマハゲ−異郷から訪れる神の名残(県全域)
2、農村の年中行事−五穀豊穣や悪病退散を願う(県全域)
3、かまくらと子供たち−雪の夜のメルヘン(県南部)
4、七夕と竿灯祭り−豊作を願い災厄を祓う行事(秋田)
5、菅江真澄−子供たちの生活・行事を書き誌す(県全域)
6、後藤逸女−逆境に耐えた女流歌人(雄勝)
■第五章 地域起こしに尽した先駆者
1、黒沢元重−院内銀山の開発・発展に尽くす(雄勝)
2、安藤昌益−封建制度を徹底的に批判する(大館)
3、渡部斧松−未開発の原野に村を拓く(南秋田)
4、小野田直武−「秋田蘭画」を生んだ洋画の先駆者(仙北)
5、佐藤信淵−時代を先取りした経世家(雄勝)
6、平田篤胤−平田国学を樹立する(秋田)
7、山中新十郎−建言によって藩政に寄与した豪商(秋田)
8、吉川忠行・忠安父子−新時代を見通した兵学家(秋田)
9、岡田明義−馬鈴薯栽培の先覚者(由利)
■資料編
1、江戸時代50科(5)林業−その保護・育成
2、秋田の江戸時代年表
3、江戸時代秋田の物産地図
4、江戸時代秋田の主な文献資料
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