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河北選書 「おくのほそ道」を科学する


蟹澤聰史 著

河北選書 「おくのほそ道」を科学する
俳人松尾芭蕉が晩年に記した「おくのほそ道」の研究書や、足跡をたどった紀行文は数多いが、本書は、自然科学的な見方を通して芭蕉の足跡をたどってみたらどうなるだろう─と書かれた、遊び心たっぷりの一冊だ。東北大学名誉教授の著者は地質学・岩石学・地球化学が専門だが、芭蕉の文章にある語句の意味するものを、歩いた道端にひっそり咲く花や石ころ、星や月の運行、季節の移ろいなどを通して芭蕉の旅を眺めた。「おくのほそ道」で道草を!
●定価880円(本体800円+税)
●四六判、214頁
●2012年6月第一刷
●河北新報出版センター
在庫あり:1〜3営業日でお届けします
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目次

まえがき

第一章 芭蕉の哲学・時間
 時間感覚と人のはかなさ
 有明けの月と旧暦
 定時法と不定時法
 不二の峰幽かにみえて
 上野・谷中の花を芭蕉は見たか?

第二章 草加から殺生石・遊行柳まで
 縄文海進と氾濫する利根川
 鹿沼・日光
 那須・殺生石

第三章 白河の関から末の松山まで
 白河の関
 磐梯山・阿武隈山地
 乙字ヶ滝・白河火砕岩類
 安達ヶ原
 もじずり石
 笠島とぬかり道
 仙台に入る
 壺の碑・末の松山

第四章 塩竈・松島から象潟まで
 塩竈・松島
 石巻
 平泉と北上山地の産金
 尿前の関・山刀伐峠
 尾花沢から山寺へ
 最上川・出羽三山
 酒田・象潟

第五章 越後路へ
 天の川・日本海そして佐渡
 糸魚川とフォッサマグナ
 富山湾の海底地形
 北陸路
 終点・大垣

終章 芭蕉つれづれ
 『道』を彩る石と大地
 俳聖の旅と人生

あとがき