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さがす こだわる つくる 地域づくり論 その視点と手法
大川健嗣 著 |
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いま日本の各地で、地域の魅力を高めてその活性化を図ろうという「地域づくり運動」が展開中である。その具体的な目標や理念、それを実現するための方法や手段も地域によってまちまちである。まちづくりのために知恵と情熱をかたむけ、その失敗の歴史をもふくめて、過去の歴史から多くの教訓を学ぶことは、きわめて大切なことである。志を同じくする多くの方々におすすめしたい。 (東京女子大学名誉教授 伊藤善市) |
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●定価1,676円(本体1,524円+税) ●B6判、266頁 ●06年4月第1刷、07年3月第2刷 ●河北新報出版センター |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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イノベーターとしての大川教授 伊藤善市
はじめに
第1章 過疎研究から地域づくりへ
1 過疎研究のはじまり
2 なぜ「地域づくり」に関わるようになったか
(1)衝撃の過疎研究
(2)テレビ番組制作参加から学んだ「攻め」の農業
(3)イギリス―美しいむら論の原点
第2章 過疎むらの変遷
1 むらの変貌―エネルギー革命前後
―昭和40年代前半までの山形県西川町
2 「米政策」の大転換を前に
―昭和44年の西川町N集落の実態
3 西日本の過疎むらの実態
―昭和46〜47年の徳島県三好郡西祖谷山村・島根県邑智郡大和村
4 農外収入による変容
―昭和56年の西川町N集落の実態
5 離村と兼業収入
―平成5年の西川町N集落
第3章 「地域づくり」の原点・山形県西川町
1 「地域づくり」のはじまり―西川町の委託調査
2 西川町の問題を解く
(1)人口ピラミッドは、“むら”の変化の覗き窓
(2)増える「限界集落」
(3)跡継ぎ流出
(4)潜在的離村志向農家
3 寒河江ダム周辺の開発整備に関する提言
(1)ダム整備計画上の八ヵ所のポイント
(2)寒河江ダム地区(湖畔公園地区)
(3)朝日(山系)・大井沢地区
(4)月山夏スキーとリゾートエリア地区
第4章 西川町の「まちづくり」―歴史と評価
1 国づくりの枠組みの転換期
―1965〜74年(昭和40年代)
2 大型プロジェクト寒河江ダムの着工
―1975〜79年(昭和50年代前半期)
3 地域づくり開花期
―1980〜84年(昭和50年代後半期)
4 人づくり政策の導入
―1985〜94年(昭和60〜平成6年)
5 ソフト・ハード事業の融合
―1995〜2003年(平成7〜15年)
第5章 こだわりの「地域づくり」
1 「雛とべに花の里づくり」―山形県河北町
(1)最上川舟運と紅花商人
(2)河北町の素晴らしい「顔」づくり
2 「鮭まつり」―山形県鮭川村
(1)出稼ぎ村から日本一の「きのこむら」へ
(2)「もうひとつの顔」づくり―鮭川にこだわれ
(3)“むら”の文化に根ざした三つの委員会
3 「そばむらづくり」―山形県大石田町次年子地区
(1)絶景小坂峠と町の産業
(2)「そばむらづくり」の種蒔き時代
(3)こだわりが生み出した「そばむら」
第6章 地域づくりの視点と手法
1 「地域づくり」には「こだわりの視点」が必要である
2 「地域づくり」には「顔づくり」が必要である
3 「地域づくり」の手法
(1)産業論的アプローチ
(2)歴史的・文化的アプローチ
(3)自然的アプローチ
(4)複合的アプローチ
(5)イベント型アプローチ
(6)地域資源発掘法
(7)「違い」は商品化・交流の原点である
4 地域づくりの「鍵」人材養成
(1)山形県「西川塾」
(2)沖縄県「かりゆし塾」
5 地域づくりの課題と展望
あとがき
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