|
|
|
|
日常の暮らしの足元に目を凝らすことを学びのはじまりとして、深め続けられる会津学研究会の活動。3号目となる「会津学」にも、100年後の未来を見据え、次代に残すべく興味深い記事が綴られている。「何の飾りもない愚直なまでにひたむきな日常の記録は、やがては土に還るいのちの証言でもある。決して動くことのない土が確かな振動を伝えてくるのは、そこに刻印された夥しいいのちの記憶だとするなら、私たちもその一握りの土にはなれるだろう。今号では70代から90代の先達たちが自ら執筆してくださった。わずかのためらいも無用だと、深く静かに背を押してくださったのだった。」(編集後記より抜粋) |
|
●定価1,572円(本体1,429円+税) ●A5判、272頁 ●07年8月 ●会津学研究会 |
|
在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
|
|
|
■ グラビア
「雪と暮らす」写真/竹島善一(たけしまよしかず)、田沼隆之(たぬまたかゆき)、平田春男(ひらたはるお)
■ 座談会「冬の生業を創る-屋根葺きと味噌作り-」
大内宿そば処こめや・吉村徳男(よしむらのりお)、農業(南会津町)・湯田浩仁(ゆだひろひと)、農業(南会津町)湯田江美(ゆだえみ)、農業(昭和村)会津学研究会代表・菅家博昭(かんけひろあき)
■ 特集1「雪と暮らす」
◎ 「クマ狩り(聞き書き)-遠藤戍(まもる)さん」長瀬谷百合子(はせやゆりこ)(聞き手)
◎ 「雪をだっこんで-鉄道に生きた二人の機関士の記録(聞き書き)」簗田直幸(やなだなおゆき)(聞き手)
◎ 「『会津農書』に見る雪と農業」佐々木長生(ささきたけお)
◎ 「雪がつくった奥会津の自然」新国勇(にっくにいさむ)
■ 特集2「会津に生きる」
◎ 「屋根葺き職人の昭和史」菅家重四郎(かんけじゅうしろう)
◎ 「伝統を繋ぐからむし(苧麻)の栽培」羽染兵吉(はそめひょうきち)
◎ 「母の記憶」小柴芳夫(こしばよしお)
◎ 「僻地医療に生涯を捧げた押部孝哉氏」押部明朗(おしべあきお)
■ 聞き書き
◎ 「子供の遊び 戦中戦後にかけての思い出」渡部幸生(わたなべゆきお)(聞き手)
草で遊ぶ/花摘み草摘み/木や木の実で遊ぶ/竹で遊ぶ/木の実、草の実と遊ぶ/虫と遊ぶ/水遊び/魚捕り/冬の遊び/遊戯/その他/数え歌他/
◎ 「西谷で生きる-中村貢さん」渡辺紀子(わたなべのりこ)(聞き手)
行商/下駄屋の弟子/戦中・戦後/鉄砲打ち/養蚕/土方・出稼ぎ/山のもの採り/焼き鳥屋/中村さんありがとう/
◎ 「はじめての聞き書き」福島県立川口高等学校3年生(聞き手)
■ 写真レポート
◎ 「わら葺民家の暮し-藤家さん宅の一年」田沼隆之
◎ 「引き継がれる刺し子」玉川美江(たまがわみえ)
◎ 「子どもに伝える中丸家の年中行事」中丸惠美子(なかまるえみこ)
◎ 「三島町に復活したカノヤキ-焼畑プロジェクト活動記録-」遠藤由美子(えんどうゆみこ)
◎ 「一枚の写真から 坂下幼稚園の松谷恭子先生に聞く」菅敬浩(すがたかひろ)
■ 会津再考
◎ 「500年後の未来へ 光るきのこの森から」石原健治(いしはらけんじ)
◎ 「旅して見た十日市と起き上がり小法師」松山誠(まつやままこと)
◎ 「からむし新聞 続編」昭和村小学校児童
■ エッセイ
◎ 「私の座右の銘」佐々木長生
◎ 「奥会津に行きたい」川上香(かわかみかおる)
■ 地域の調べ方
◎ 「聞き書きの風景」菅家博昭
◎ 「聞き書きを和綴じの本に」福島県立川口高等学校3年生
■ 小説
◎ 「砂絵師」安西美行(あんざいよしゆき)
■ 会津学講座報告
◎「会津学夏期講座『地域に学び、今を考える』」江川和弥(えがわかずや)
|
|
|
|
|
|