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●1,430円(税込) ●A5判・303頁 ●90年6月第一刷、04年10月第四刷 ●岩手日報社 |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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この『北天鬼神』では、ある意味では、鬼と神と人間の姿を描こうとしたとも思っている。鬼かと見れば神であり、神かと見れば人間であり、人間かとよく見れば鬼なのである。
この三者が、大空間と大時間の間を自由自在に往来して、山や水や鉄や木という物とのかかわりあいの中で繰りひろげる歴史である。(中略)阿弖流為、大獄丸、悪路王そして田村麻呂、そして悪路女王、悪玉姫、立鳥帽子等々、これらの古代東北を飛びまわった鬼神の姿から、私は今まで見えなかった新しい古代の東北の姿がなんとなく浮き出し絵のように浮き出してきたように思えた。(エピローグより抜粋)
■プロローグ
■第一章 狂気のはじまりの巻
−時代背景と巣伏(すぶせ)の戦い−
1、三十八年戦争
2、遷都と大仏建立
3、巣伏の戦
■第二章 鬼神誕生の巻
−田村麻呂の登場と阿弖流為(あてるい)の抵抗−
1、田村麻呂の登場
2、無血北進
3、鬼神の誕生
4、護国鬼・阿弖流伊之事−東日流(つがる)外三郡誌−
■第三章 鬼舞の巻
−能・神楽・観音信仰の鬼神たち−
1、能・吾妻鏡の舞
2、神楽の中の舞
3、観音と鬼たち
■第四章 じよるりこの巻
−奥浄瑠璃の鬼神たち−
1、「田村三代記」−松崎本−
2、「田村三代記」−鈴木幸龍本−
3、「二代田村」−吉田久四郎本−
■第五章 昔あったずなの巻
−伝説の鬼神たち−
1、悪路王(あくろおう)・他(岩手県)
2、あくだま姫・他
3、悪路女王(あくろじょおう)・他(青森県)
■資料
・「田村の草子」概略
・田村麻呂征夷関係図
・関係歴史年表
■エピローグ
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