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●1,257円(税込) ●四六判・212頁 ●00年2月第1刷、05年4月第2刷 ●熊谷印刷出版部 |
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本書は、天平勝宝六年(754)の牡鹿連嶋足(おじかむらじしまたり)の登場から、延暦二十一年(802)阿弖流為(あてるい)と母禮(もれ)の斬死まで、奈良朝末期から平安朝初期にかけての、いわゆる「えみし征討」という日本古代史を揺るがした事件のほんとうの姿が描かれる。われわれはこの時代の歴史を『続日本紀』ほかわずかな資料でしか追求できず、しかもそれは大和朝廷側の視点にたった事実の羅列である。著者は記録の文字一つ一つを厳格に分析することにより、記録の背景を読者の前に納得いくかたちで展開する。待ち望まれた、えみし側から見た古代東北の三十八年戦争の真実が描かれた。(序文より)
■本書の魅力−序に代えて
えみし学会会長・柴田弘武
■虚実は胸三寸
−道嶋宿祢嶋足(みちしまのすくねしまたり)・外伝
■多賀城燃ゆ
−伊治公あざ麻呂(これはるのきみあざまろ)・外伝
■違勅の功
−藤原朝臣小黒朝呂(ふじわらのあそんおぐろまろ)・外伝
■日高見五流
−阿弖流為(あてるい)・外伝
■征旗を北に
−紀朝臣古佐美(きのあそんこさみ)・外伝
■怨霊の都
−坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)・外伝
■参考文献
■えみし学会 会則
■あとがき
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