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魯迅と仙台 −東北大学留学百周年
魯迅・東北大学留学百周年史編集委員会 編 |
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●3,080円(税込) ●増補改訂版、B5判、242頁 ●04年10月第1刷、05年9月改訂版第2刷 ●東北大学出版会 |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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本書では、魯迅が学生周樹人として仙台医学専門学校に在籍していた当時、藤野厳九郎から受けた薫陶の数々が、この間新たに発掘された貴重な諸文書や、同窓生の証言記録、写真、新聞雑誌記事など、多様な第一次資料に基づいて詳細に跡付けられている。圧巻は、作品『藤野先生』で夙に著名な藤野による学生周樹人の解剖学ノートへの添削が翻刻され、一般読者に、作品『藤野先生』の背景をなす魯迅の藤野に対する畏敬の源泉を追体験することが可能となったことである。
■序
序1 ご挨拶 東北大学総長・吉本高志
序2 序 北京魯迅博物館館長・孫 郁
序3 『魯迅と仙台−東北大学留学百周年』出版へのお祝い 在中国日本大使館広報文化センター所長、公使・井出敬二
■1、魯迅が学んだ東北大学
1−1 江沢民主席来学
1−2 魯迅先生留学百周年に寄せて
1−2−1 魯迅が学んだ階段教室 東北大学理事(社会貢献担当)・大西 仁
1−2−2 随筆 周 海嬰
1−2−3 叔父と父と魯迅 東北大学東北アジア研究センター教授・明日香壽川
1−2−4 伝えるために−教育の力は本当にすごい! 東北大学大学院情報科学研究科教授・関本英太郎
1−2−5 無数の「藤野先生」の一人になりたい 東北大学大学院国際文化研究科教授・高橋禮二郎
1−3 魯迅の生涯
1−3−1 魯迅とその時代 東京大学名誉教授・丸山 昇
1−3−2 魯迅の仙台時代 仙台における魯迅の記録を調べる会・渡辺 襄
1−3−3 医学から文学へ 東北大学名誉教授、東洋大学教授・阿部兼也
1−3−4 「魯迅と仙台」の研究略述 北京魯迅博物館主任研究員・黄 喬生
1−4 魯迅の解剖学ノート
1−4−1 解剖学ノート解読・翻刻
1−4−2 魯迅の解剖学ノートについて 北里研究所東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員・東北大学非常勤講師・浦山きか
1−4−3 解剖学ノートの翻刻を読んで 東北大学大学院医学研究科教授・百々幸雄
1−4−4 魯迅と仙台−出会いを導くもの、出会いが導くもの 東北大学大学院国際文化研究科教授・島途健一
1−4−5 「小にしては中国のため…、大にしては学術のため…」は藤野先生の言葉 東北大学大学院経済学研究科教授・大村 泉
1−5 仙台の魯迅記念碑除幕式における挨拶 許 広平
1−6 魯迅『藤野先生』
1−7 藤野先生追想 半沢正二郎
■2、東北大学で学んだ中国人留学生
2−1 魯迅先生と蘇歩青先生の東北大学留学 上海・復旦大学日本研究センター副所長・胡 令遠
2−2 蘇歩青先生の思い出 東北大学大学院理学研究科教授・西川青季
2−3 学都仙台と中国人留学生 東北大学史料館研究員・永田英明
2−4 現在の東北大学における留学生 東北大学大学院経済学研究科教授・佃 良彦
■3、21世紀に翔る東北大学医学部・医学系研究科と大学病院
3−1 医学部・医学系研究科への招待 医学部長、医学系研究科長・菅村和夫
3−2 ようこそ東北大学病院へ 東北大学病院長・里見 進
3−3 教育・研究・医療の最前線
3−3−1 脳の高次機能を探る 生体システム生理学分野教授・丹治 順、同教授・虫明 元
3−3−2 PET(陽電子放射断層撮影)研究 機能薬理学分野教授・谷内一彦
3−3−3 色即是空を科学する 分子生物学分野教授・柴原茂樹
3−3−4 細胞内カルシウムシグナルと生理機能 医科学分野教授・竹島 浩
3−3−5 魯迅・佐武安太郎そして膵線房 細胞生理学分野教授・丸山芳夫
3−3−6 東北大学と糖尿病 糖尿病代謝分野教授・岡 芳知
3−3−7 ユビキチンシステムの生理的役割 創生応用医学研究センター・発生分化解析分野教授・中山啓子
3−3−8 皮膚生体計測工学 皮膚科学分野教授・相場節也
3−3−9 中枢神経疾患による肢体不自由障害の機能再建に関する研究 肢体不自由学分野教授・出江紳一
3−3−10 エイズの感染機構の研究 感染症呼吸器病態学分野教授・服部俊夫
3−3−11 保健医療システムの質と安全 国際保健学分野教授・上原鳴夫
3−3−12 アジアの脊髄センター 整形外科学分野教授・国分正一
3−4 東北大学先進医工学研究機構がめざすもの 先進医工学研究機構長・玉井 信
■4、仙台市今昔
4−1 仙台は転機をもたらした土地である 前船台市長・藤井 黎
4−2 仙台市今昔
4−3 思源寮
4−3−1 創始者菅野俊作・貞子夫妻 東北大学経済学部4年・千葉絵理子
4−3−2 思源寮に暮らして 東北大学大学院工学研究科助教授・石 芸尉
■あとがき 魯迅・東北大学留学百周年史編集委員会代表・大村 泉
■増補改訂版へのあとがき 編集者を代表して・大村 泉、佃 良彦
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