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仙台開府400年記念企画として河北新報紙上に54回にわたり連載されたものを出版化。仙台藩主伊達政宗と人々の実像を様々な角度から、写真や地図をふんだんに使い、史跡なども紹介している。 |
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●定価 1,980円(本体1800円+税) ●A5判・ソフトカバー/240頁(オールカラー) 発行所/河北新報出版センター |
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在庫あり:1〜3営業日でお届けします |
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私たちが仙台っ子、宮城県人などと呼ぶ場合、伊達の文化や気風を受け継いでいるという意味をいや応なしに含む。それほどのものを、仙台藩は風土に染み込ませた。
仙台開府四百年を期に、その歩みと遺産をあらためて見つめ直し、後世の人々に何を伝えているのか、再発見する。「仙台藩ものがたり」の取材は、そこを見つめたかった。
二〇〇一(平成十三)年三月から一年間、全七章、五十四回の新聞連載は初め、政宗の朝鮮半島出兵に光を当てた。天下人豊臣秀吉や一流の大名との交流、半島での体験が、みちのくの若き武将を刺激し、後の彼の政治手法や領国経営に影響したと考えたからである。
政宗は多くを学びこそすれ、生涯、徹底して中央の模倣をしなかった。
仙台城築城や瑞巌寺などの造営、四ッ谷用水、貞山堀の水利事業、支倉常長の欧州派遣などを掘り下げてみると、京、江戸に匹敵する「北の都」をつくろうとした思いが読みとれる。(あとがきより)
プロローグ
第一章 政宗渡海
名護屋布陣 対馬海峡 半島上陸 激戦晋州城 民俗の悲劇 倭城の建設 名護屋帰陣
第二章 奥羽の雄
政宗以前 政宗誕生 小田原参陣 好敵手 仙台築城 要害青葉山 多彩な出土品
第三章 領国経営
町割り 若林城 四ッ谷用水 京の都 大崎八幡宮 瑞巌寺 陸奥国分寺薬師堂 遣欧使節 川村孫兵衛と石巻 貞山堀 地方知行制 伊達騒動 隠れキリシタン 中興の英主・吉村
第四章 まちを開く
白石 角田 亘理 涌谷 岩出山 登米 一関 水沢 宇和島
第五章 文化と暮らし
藩校・養賢堂 大槻家の人々 堤焼 商人町の盛衰 絵師・東東洋 茶道と能 飢饉
第六章 近代の夜明け
林子平 蝦夷地警備 奥羽越列藩同盟 戊辰の戦火 北へ渡る・伊達市 北へ渡る・当別町 千葉卓三郎
終章 語り継ぐもの
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