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「山芋」考

その虚構と真実
木下浩 著

「山芋」考
大関松三郎の詩集『山芋』の詩と真実は?そして、指導者寒川道夫の虚と実は?
生活綴方運動の新たな事実に迫る力作。
●定価 2,136円(本体1,942円+税)
●B6判/378頁
発行所/株式会社 創童舎
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内容

 資料収集の過程で、二つの課題に遭遇した。一つは詩集『山芋』をめぐる問題である。詩集『山芋』は、一九五一(昭和二六)年二月百合出版(株)から刊行された。(略)同年出版された無着成恭編『やまびこ学校』と並んで、教育界内外の反響を呼び、戦後の生活綴方教育振興に大きな役割を果たした。
ところが、詩集『山芋』は、その作品をめぐって、発刊当初から疑問や批判が出されている。それは、(略)今日まで続いているが、寒川は、管見では、それらの疑問や批判に応えていない。(「はじめに」より)

目次

はじめに

1 寒川道夫の綴方教育
  一、 綴方教育以前
  二、 生活綴方教育−その実践と考察

2 詩集『山芋』−その虚構と真実
  一、 作品収集について
  二、 『山芋』への評言−戦前との断絶
  三、 『山芋』の問題性(一)
  四、 『山芋』の問題性(二)

3 検証「生活綴方」事件
  一、「犯罪事実」の検討
  二、事件と全日本綴り方倶楽部長岡支部
  三、 「生活綴方」事件と風評

4 戦後への課題
  あとがき
  資料
  人名索引