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東北の原像

美と風土と人の文化誌
濱田直嗣 著(前仙台市博物館長)

東北の原像
美を縦糸に、歴史を横糸にして織られたかつてない地域論。
仙台領みやぎに継承される美の本質に迫る。
縄文時代から近代におよぶ美の巡礼は、東北の文化に新たな視点を提供する。
●定価 2,700円(本体2,500円+税)
●A5判・上製本/本文244頁(カラー30頁)
●カラー・モノクロ写真250点
発行所/株式会社 創童舎
在庫あり:1〜3営業日でお届けします
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内容

 旧仙台領に継承されてきた美の成り立ちと精神を、絵画、工芸、彫刻、建築、歴史資料や寺院、町の資料館、旧家、名家に伝わる多彩なコレクションなどを通して考察する。絵画に描かれた松島や瑞巌寺に残された美術から伊達衆の美意識を探る。

目次

■はじめに
■第一章 みやぎの芸術
・美のかたちを求めて
・絵画
春を楽しむ人々を活写=榴岡花見図/謹厳な筆、風土を写生=漁図/圧巻、迫力ある流鏑馬=大崎八幡来由絵巻/仙台の心意気が伝わる=奥州仙台名所尽集/仙台にも駱駝が来た=ぼんぼこ祭図/中世の武士に現実感=釈迦説法図/澄み切った浄土を描く=宝塔曼茶羅と金銅華鬘/金色に輝く浄土世界=清海曼茶羅/圧倒される劇的場面=仏涅槃図/政宗の壮大な夢託す=鳳凰図/舞う扇、軽やかな旋律=扇面図/金地に躍動する大木=観瀾亭の障壁図/極彩色の華麗な空間=大崎八幡宮天井画と装飾図/桃山文化の粋を集約=瑞厳寺本堂上段の間障壁図/新時代の息吹と輝き=宮城県庁門前図・松島図/最良の時をとらえる=榴岡紅霞図
・工芸
戦場で自らの命を託す=伊達家の甲冑/天下人の異形な世界=豊臣秀吉の具足/伊達な装い、今も新鮮=紫羅背板地五色水玉模様陣羽織・黒羅紗地裾緋山形模様陣羽織/武将が憧れた渡来品=黒羅紗木綿縞縫取織陣羽織/風土が生む素材と形=朱塗雪薄紋鞍鐙/哀愁宿る大名の精華=竹菱葵紋蒔絵書棚/領内屈指の化粧道具=花樹に貝尽し蒔絵調度/光の奥に敬虔な信仰=熊野那智神社の懸仏/におい立つ春の気配=切込焼染付梅花文らっきょう徳利/歌舞伎の世界も再現=古堤人形
・彫刻
慈悲深い浜の守り神=木造十一面観音立像/力強く、均衡ある姿=木造阿弥陀如来坐像/素朴な温かみがにじむ=鉄造阿弥陀如来坐像/乱世に安らぎと慈愛=木造薬師如来座像/迫力と躍動、平泉に源=木造不動明王立像及び二童子立像/安らぎ与える顔立ち=木造薬師如来及び十二神将立像
・建築
明快な切れ味の装飾=陸奥国分寺薬師堂と堂内厨子/迫真の「葡萄にリス」=瑞厳寺お成り門と玄関の彫刻/貴公子を偲ぶ荘厳世界=円通院霊屋の厨子漆とケヤキ、調和の美=仙台東照宮本殿/神々集う奥州一の宮=鹽竈神社の建築/見るものを圧する重量感=華足寺山門
・歴史資料
縄文人の祈りを宿す=土偶/新天地に挑む若き夫=木造伊達政宗像・木造天麟院像/信徒の証を伝える遺品=支倉常長像・祭服/常長の栄誉、蘇る証=ローマ市公民権証書/微笑みに永遠の至福=ロザリオの聖母像・メダイと十字架/港の活気、華麗に再現=奥州石の巻図絵馬/元禄の出世頭が奉納=相撲図絵馬・旧登米高等尋常小学校校舎/あふれる進取の精神=学校授業図絵馬/“星の伝説”鮮やかに=風流七夕ほし合いの躰
■第二章 みやぎコレクション
・美術の受容
仙台大橋の擬宝珠/伊達政宗の書状/伝源義経の笈/蔵王山麓の土偶/聖母像/経筒/芭蕉自画賛/東東洋の屏風絵/仏舎利塔と北条政子寄進状/タンカ大黒天(マハーカーラ)/陶桶/藤花文水差/涅槃図/雑誌「新韻」/緑の中庭/少女と牛/飾り餅の図/紺糸毛引威の具足/不動明王倚像/大崎八幡来由絵巻/紺ビロード地桐文陣羽織/桜花に孔雀蒔絵文台/百鬼夜行刀装金具/聖徳太子立像/鳥毛神人文貫頭衣/龍頭/お伽草子「住吉物語」/宝ヶ峯の土偶/悲しみのマリア/天球儀/芭蕉辻商館火災の図/武蔵野図/清水動閑の茶杓と粉引手茶碗/大有康甫の肖像/陽徳院像/洛書図/渡米目録/お野初めの絵馬/奥州名所図会/郭子儀図/鉄黒漆塗りの五枚胴具足/仏頭春/東照大権現(徳川家康)像/注口土器/鉄線花に九曜紋鏡台、鏡箱/一重切竹花入/日本蝦夷図/金二匹猪目貫と金龍文彫小柄/伊達式部宗倫の肖像/吉野花樹懐紙
■第三章 みやぎの風物と美術
・伊達衆みやぎへ
・仙台開府をめぐる景観
・大平の時代と仙台藩の美術
・仙台領の街道、名所と美術
・みやぎの祭礼と美術
■第四章 描かれた松島
・奥州松島の風景
・憧憬の松島(一遍上人絵伝をめぐって/慕帰絵の松島)
・江戸時代の松島図(仙台藩と松島図/松島図の作者たち/名所絵の伝統)
・真景図としての松島(仙台領出身の絵師たち/風景版画にみる松島)
■第五章 瑞巌寺の美術と政宗
・仙台開府への道
・政宗と虎哉
・瑞巌寺と仙台城
・瑞巌寺の造営
・瑞巌寺の絵師たち
・瑞巌寺障壁画論(上々段の間、上段の間、文王の間(旦那の間)/孔雀の間(室中)、鷹の間/墨絵の間)
・肖像彫刻と肖像画
■あとがき